合格体験記
◇勉強期間
2022 年2月~2023 年1月の1年間。
◇試験結果
2022 年8月(58 回) 一般 12/15〇 専門 14/15〇 実技× (合格点はいずれも 11)
2023 年1月(59 回) 実技〇 完全合格!
◇受験のきっかけ
全国ネットの中継キャスター時代に「気象の知識があれば災害報道に役立つのに」と思った。
沖縄で占い師に「難しそうだからと挑戦しなかったことをやってみるべき」と言われた。
コロナにかかって2週間暇ができた(!)
◇初めにやったこと
ネットで文系向け(かつ初期費用の安い)講座を検索。
ユーキャンの取り寄せ+オンスクの登録(月 980 円のサブスク)
ユーキャンが届く前に「オンスクめっちゃわかりやすいやん!」と感動。
講師の中島俊夫先生に DM。翌週アポを取り、夢☆カフェ入会。
◇教材
一般 オンスク、よくわかる気象学、ユーキャン、夢☆カフェ問題
専門 オンスク、よくわかる気象学、ユーキャン、夢☆カフェ問題、気象庁 HP
実技 よくわかる気象学、夢☆カフェ問題
◇授業、模試
個人指導は3~4週間に1回。1月のみ集中的に3回受講。
夢☆カフェ模試 4月から毎月受講。
クリア模試 7月に学科、12月に実技受講。
◇試験対策
2月 一般。モチベも高かったので、1か月強で過去問8点レベルになる!
3月中旬~ 専門を平行。暗記無理すぎてモチベ下がる。
5月 毎月の夢☆カフェ模試受講開始。中旬~実技を少しかじる。
6月 引っ越しで死亡。ノー勉強。
7月 一般専門復習、実技。
8月 実技を捨てて一般専門の過去問。目標の学科2科目初回合格を達成!!
9~10月 学科がうまくいきすぎて遊ぶ・・・。
11月 よくわかる気象学(実技)を読む。
12月 天気記号、海上警報などの基礎の暗記。
年末休暇~ ラスト1か月で過去問 100 題。1日5題解いたことも。
学科は基本的に自習。よくわかる~は一般3回、専門2回読みました。高校で物理を履修し ていなかったため、序盤の熱力学で大苦戦。一般の法令もひっかけ問題に散々騙されたし専門の暗記も辛かったけど、一番大変だったのは計算。中島先生から毎月「タウンページのような問題の束」を渡され、ひたすら解くうちに自信をつけ、「計算が多く難しかった」と言われる 58 回一般をクリアすることができました。専門はボーダーライン上の学力だったけ ど、易しい回で助けられました。
実技は「過去問ですよ~」と中島先生に言われるも、75 分続けて解くことができず…。クリスマス頃まで天気記号や海上警報などの暗記をやりつつ現実逃避。しわ寄せが寄りまく った状態で年末年始にやっと過去問に取り組み、「作図が全然できない!」と判明。先生に 前線、トラフ、シアーラインなどの問題を集めてもらい、1月は作図指導の授業を3回設け てもらいました。遅れを取り戻そうと、最後の1か月で過去問 100 題にトライ。…無茶でした。引きこもって土日2日で9題解いたり、昼休憩中に大問1つだけ解いたりするも、試 験直前の仕事が忙しく、試験前日の土曜も出勤。100 題まであと2題の状態で帰宅し、試験 当日の深夜2時までかかってやりきりました。緊張もあって全然寝られず、試験当日は眠か った…。ただ、早めにベッドに入っていても「どうせ寝られないなら勉強すればよかった」 と後悔していた気がするので、やり切ってよかったです。
試験当日はとにかくついていた!中島先生を発見し、チョコを貰うことに成功。最寄りの 100 均で時計を買っておいたら、なんと時計のない会場(セーフ)。「もったいないミスが多 すぎるからもっと丁寧に解いた方がいい」という先生のアドバイスに従い、実技2では計算 問題や前線解析など 20 点ほど(!)を捨てた結果、解いた問題の正答率を高くすることに 成功!…と、運と作戦で合格を手にすることができました。
◇合格に必要なこと
自己分析…山を登るのに、緩やかで長い道がいいか険しくても最短距離がいいかは人それぞれ。合格点に届きさえすれば、苦手を克服しても得意分野を伸ばしても OK です。自分に あった方法を見つけることが大事だと思います。
受かるという気持ち…「難しい試験だから」「物理やったことないから」「お金かかるから」 と挑戦する前から「受かりっこない理由」を用意して現実逃避していた私。自己肯定感低すぎて笑います。勉強を始めてからは1年で合格できましたが、実は、最初に興味を持ってか ら挑戦するまでに9年もかかりました。今なら言えます、気持ちがあれば受かります。 運…合格率も難度も合格点も毎回変わる試験なので否めないところです。上位4%に入るぐらい得点すれば落ちることはないので、それができればベスト。できない人は運を引き寄 せるためにも自己分析が大事かと思います。
◇夢☆カフェの受講を検討しているかたへ。
この講座の合格率はものすごく高いです。だからといって、受講すれば必ず合格できるわけ ではありません。用意してもらえるのは、“気象予報士への道”の地図とコンパス(あの膨大 な紙の束…)。あと迷った時の矢印とか、疲れてきた時の励ましもあります。でも、歩くの は自分自身なんです。自分で歩く気がない人は、どんな講師に師事しても合格なんて無理で す。逆に、自分の足で歩む心意気さえあれば、渡された地図を使ってゴールに辿りつくこと が出来ると思います。気象が分かるようになると、季節の変化とか、ちょっとした日常が面 白くなりますよ。あなたの行く道が晴れ渡るよう、応援しています。